いつもお店に遊びにきてくださるアーティストのご夫婦cozy factoryことヒグさんとカナッペさんが、結成20周年の個展を開催された。
場所は宝塚市立文化芸術センター。
初めて行ったが、まだ開館して2年ほどしか経ってない新しい施設だそうで、建物や敷地がとても綺麗で広々とした芝生の庭が気持ちいい場所だった。
僕がお二人に声をかけていただいたのは、個展の開期中に開催される『cozy祭』へのお誘いだった。
cozy factoryと親交のある仲間たちが一堂に会する衣食住をテーマにした1日限りのマーケット。
集まるお店は京阪神でもかなり有名なお店ばかりで、当店にも声をかけていただいたことがとても光栄だった。
当日集まった人たちがカッコ良すぎて僕はちょっと緊張気味。。。
でも皆さん本当に人柄も素敵な人ばかりで、1日ご一緒できただけで本当に楽しく、たくさん良い空気を浴びて帰ってくることができた。
雨だったのにめちゃくちゃ人が多くて、初めから終わりまでずっとコーヒー淹れっぱなし。
この日のために用意したcozy blendもたくさんの人の手に渡ってとても嬉しかった。
イベントを通して感じたことは、cozy factoryのお二人のことが本当に好きな人たちが集まってあれだけ大きな催しが成り立っているということだ。
それは相当凄いことだと思う。集まった皆にとってcozy factoryは大切な心の拠り所であり居場所になっているように感じた。
20年の創作活動の中で、作風は少しずつ変わってきたそうだが、木をモチーフにした作品が多いことが気になって、カナッペさんに尋ねてみた。
「メキシコの生命の樹(tree of life)がめっちゃ好きやねん。私もヒグさんも山が好きやし。そう言われてみれば確かに多いね(笑)」
いつものように底抜けに明るくそのように話してくださったカナッペさんから、人や自然への感謝と愛情を確かに持つ心がある人なんだと僕は感じた。
今回の個展やcozy祭に集まった人たちは、皆そんなお二人に吸い寄せられて来たのだろう。
マーケットや個展会場に集まった大勢の人たちの笑顔や、その風景が見ている人たちの心を豊かにするような空気が本当に素敵だった。
cozy factoryのヒグさん、カナッペさん。
運営でお世話になった6cの田中さん。
素敵な写真を提供してくださった森さん。
その他お世話になったスタッフさんや出店者の皆様。
素敵な1日をありがとうございました。
そして20周年おめでとうございます。
これからも素敵な作品を作り続けてください。
そしてまた一緒に遊んでください。
cozy factory
樋口晃史(ヒグ)
木のモノ・デザイン担当
樋口佳奈(かなっぺ)
紙のモノ・イラスト担当
「生活に和ませる身近なもの」をコンセプトに少し不思議な世界に住む民族や国を自分がイメージする世界観で木のモノと紙のモノを使って制作する夫婦ユニット。
北摂を中心に子どもの絵画造形教室「こどもあとりえ Nico」開講。
工作のワークショップなども各地で単発で開催中。
cozy factory HP
大阪府豊能町生まれ 20代前半に「おもしろそう」という理由でトロントへ渡りコーヒーショップで働き始める。カナダでの生活、人や文化、ヘラジカが好きになり、カナダ人になることを本気で計画するも、家の事情で実家の豊能町へUターン。 2014年、家業である中西商店を引き継ぎ、店舗の一角でEMMA COFFEEを開業。 2021年、中西商店を全面的に改装。あらゆる人が自由に過ごすことができる「公園」を作ることを目標に中西商店をリニューアルし、多様なイベントやプロジェクトを企画。同時にEMMA COFFEEを自家焙煎化し、オリジナル商品の開発やコーヒー豆の卸にも力を入れている。
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