豊能に移住したカメラマン高松君に家族写真を撮ってもらいました
Text by Shinichiro Nakanishi

友人の娘さんが小学校に入学されるという事で、中西商店の2Fギャラリーを使って家族写真を撮って頂くことになりました。父親である友人は晴れ男と自負しているだけあって、雲一つない晴天。自然光が差し込むギャラリーで絶好の撮影日和になりました。

撮影を担当してくれたのは、2021年春から豊能町へ引っ越してきたカメラマンの高松君。中西書店から歩いて10分ぐらいの古民家で田舎暮らしを始めています。写真の腕はもちろんですが、お子さんとのコミュニケーションがとても上手で、見ている僕も撮影を楽しむことができました。

入学式を終えて撮影に来てくれた娘さんはまだランドセルを背負うことも恥ずかしくて、お母さんの背中に隠れてなかなか顔を見せてくれなかったんですが、高松くんは撮影を始める前に一緒に遊ぶところから初めました。一緒に来ていた小学3年生のお兄ちゃんと3人で無邪気に遊びながら関係性を築き、いつの間にかランドセルを背負って写真を撮らせてくれるようになっていて、とてもかわいくて素敵な笑顔を見せてくれていました。

撮影後は友人家族も含めて皆で引っ越してきたばかりの高松君の家を見に行くことにしました。広い庭を子供たちが駆け回り、虫を取ったりハンモックに隠れたりしながら楽しそうに遊んでる姿をみながら、僕たちはお茶を飲みながらのんびり時間を過ごし、今回の家族写真の撮影が実現できた事やこのご縁について感慨深い思いにふけっていました。

父親である友人、カメラマンの高松君、そして僕もそれぞれ環境や心境の変化があった時期だったこともありますが、この撮影会が皆にとってとてもハッピーな出来事であったことは間違いありません。僕にとっては、自分がこのようなスペースを持つことになるとは数年前まで想像もしなかったことでありましたし、初めてギャラリーを使うのがEMMA COFFEEを通じで知り合った仲間たちであること、しかも皆にとても喜んでいただけたことは本当にうれしかった。喜んでいる顔をみるのはやっぱりうれしいものですね。

Writer Profile
中西 信一朗

中西 信一朗
Shinichiro Nakanishi

大阪府豊能町生まれ 20代前半に「おもしろそう」という理由でトロントへ渡りコーヒーショップで働き始める。カナダでの生活、人や文化、ヘラジカが好きになり、カナダ人になることを本気で計画するも、家の事情で実家の豊能町へUターン。 2014年、家業である中西商店を引き継ぎ、店舗の一角でEMMA COFFEEを開業。 2021年、中西商店を全面的に改装。あらゆる人が自由に過ごすことができる「公園」を作ることを目標に中西商店をリニューアルし、多様なイベントやプロジェクトを企画。同時にEMMA COFFEEを自家焙煎化し、オリジナル商品の開発やコーヒー豆の卸にも力を入れている。

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